花粉症は春だけに発症する印象がありますが、夏と秋にも発症します。その原因物質と対策を紹介しています。
花粉症には様々な物質が関係しています。花粉症の原因物質として一般に知られているものはスギ花粉だと思います。スギ花粉は春の花粉症の原因物質の代表格として知られていますが、スギ花粉以外にも多くの原因物質が季節ごとに存在しています。春は植物の芽吹きの季節ですので、植物は自然界に多くの花粉を飛来させます。日本では杉などが多く植林されていますので、一度花粉症にかかってしまうと、春の杉花粉は恒例のようになってしまいます。春の花粉症の原因物質として次に有名なものは、ヒノキやイチョウです。病院では、自分がどの原因物質に反応して、花粉症の症状が出るのかを調べてもらうことができます。春の花粉症の原因物質は、知られているものだけでざっと20を超えます。マツ、ミズナラ、ホソムギ、ニセアカシヤ、カモガヤ、オオアワガエリ、イチイ、イチョウ、クマシデ、ケヤキ、コナラ、スギ、ハンノキ、ヒノキ、オオバヤシャブシ、イチゴ、ギシギシ、クリ、シラカバ、スズメノテッポウ、ヒメスイバ、ポプラ、ヤナギ、イタリアンライグラスなどが春の花粉症の原因になるとされています。
花粉症は、春と秋に症状が出ると思われがちですが、夏にも植物は活発に活動し、花粉症の原因になる物質が、大気中に多く飛んでいます。夏には花粉症はないと思っている人が多いので、対策を取らずに発症したり、発症しても花粉症だと気づかない人が多いかもしれません。花粉症は植物の花粉に体の免疫反応が過剰に反応して起こります。夏には夏バテなどによって体力が消耗しており、免疫系も弱くなっていますので、夏の花粉症というのが一番厄介なのかもしれません。もし毎年夏になると鼻炎のような症状が出るといった経験がある方は、夏の花粉症の原因物質に関する病院でのテストをお勧めします。夏風邪と思い込んでいた症状が花粉症だと判明するかもしれません。夏の花粉症の原因物質の代表的なものは、なんとイネです。お米のもとになるイネは花粉症の原因になります。夏の鼻炎の原因にもなりますが、あまり知らていないアレルゲンの一つです。また、夏の花粉症の原因物質はイネの他に、カモガヤ、オオアワガエリ、イチゴ、甜菜、夾竹桃(キョウチクトウ)、ヒメガマといったものが知られています。
花粉症は、春のスギ花粉症が有名ですが、秋にもブタクサに原因する花粉症があり、多くの人を悩ませています。花粉症は植物の飛ばす花粉に、人間の体の免疫系が反応して起こるものです。花粉症というと春や初夏の植物が一斉に芽吹く時期に発症する印象がありますが、晩夏や初秋に花粉を飛ばす植物も多くありますので、秋にも花粉症はあります。秋の花粉症は、季節の変わり目ということもあり、なかなか自覚しにくいものです。また春のスギ花粉のように花粉情報が出てくることもないので、対策を取っていない方が多いと思われます。花粉症でお悩みの方の対策として、お住まいの近辺や良く行かれるエリアの植生をまず調べてみては如何でしょうか。花粉症の原因になる植物が生えるエリアの特徴を知っておけば、花粉症の原因である花粉が飛び始める前に対策を打つこともできます。季節ごとの花粉症の原因を知っておくことで、事前に対策を打つこともできるようになると思います。秋の花粉症の原因物質はブタクサの他に、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、カナムグラ、イラクサ、オオヨモギ、アキノキリンソウイラクサ、などが知られています。